慣れというものは恐ろしいスピードで僕たちの身体を、心を蝕んでいく
事情があってなかなかスナップを撮りに街へ出られなくなった僕は
この日は「行こう」と前日から意気込んでいたのにも関わらず、なかなか家を出ることが出来なかった
なんならちょっと街に出ることが嫌ですらあった
だけどそんな憂鬱も吹き飛ばすように照りつける太陽とゴールデンウィーク2日目で
人がごった返してろくに歩くこともできない原宿の街は僕の胸を躍らせた
素敵な出会いがあり、仲間もいるから「やっぱり僕はこの場所にいたい」って強く思った
この春、沖縄から出てきたっていうマリさんはやっぱり夏が似合う、そんな印象
沖縄の人特有のセンスだったり独自性が僕はいつも好きだ
(GUPPYさんやハナシロ、UNAちゃんなど沖縄出身の人はとても勢いがある)
普段は割とエスニックぽい服装が多いのだけど、この日は70'sライクを自分らしくアレンジして
くるくるパーマと大きなキャスケット、シルエットが素敵なバギーパンツで大人っぽく仕上げていた
なんとなくだけど「人目を気にしない」「好きなものを好きなように」服を着ている人は少ない気がする
そんな中で自分らしくファッションを楽しんでいるマリさんはとてもキラキラして見えた
話しかけた瞬間に「あ~この人はいい人だ」って伝わってくるそんな雰囲気の人で
お互いちょっと境遇が似てて初めましてなのに気持ちが分かり合える、みたいな会話を少々
迷いや悩みは尽きないし、これでよかったのかも分からないけれど
自分が選んだ道に後悔しないようにしっかり地に足付けてお互い頑張りましょうね
身長は決して大きいワケではなかったマリさん
でも体中からエネルギーが放出されてるんじゃないかってくらいパワフルな女性だった
「大船に乗ったつもりでいこうぜ!」ってデカイ口を叩くわけじゃない
ちゃんと歯を食いしばって心に灯をともして「やるぞ」って静かに闘志を燃やしていた
口に出すことも大切だけど、口に出さないことも同じくらい大切なことだよね
本当はもっといろいろ話して書きたいことがあるんだけどまとまらないや
でもマリさんのことはまた必ず撮らせてもらうと思う
でもマリさんのことはまた必ず撮らせてもらうと思う
そのときまでにお互い成長し合っていたいと、そう思う