2014/04/24

いつも独特のアイテムセレクトと色合いとレイヤードと ~akiraの物語~







夜、渋谷TSUTAYA前
たくさんの人が行き交う大都市で1人少し(良い意味で)街に馴染まない男性を見つける
その姿は(色合いこそ都会らしいものの)どこか荒野の旅人のよう・・・
ハットに髭、それからゆるいパーマとエプロン、デニム
男らしく野性的な佇まいにとても惹かれていった

僕はアキラさんの独特のサイジングとアイテムチョイスが個人的にとてもツボで
「服装を選ぶときに気にしてることとかポイントってありますか?」って聞いてみると
「・・・色合いかなぁ。今日もこのエプロンに合うの何かなぁ?って考えてたらちょうどこのブルゾン見つけて、色合いとか柄とかビビっと来て即決!服を買うときは即決が多いかな」と言っていた

ちなみにこのエプロンは彼の好きなFACETASMのものだったので、そのブランドの良さも聞いてみると
「服にいろんな要素(ここではテイストに近い意)が詰まってるから好き」だと言っていた
はーん、なるほど!なんとなくこの服はモード(系)、この服はストリート(系)とだいたい使い道が決まっているものもあるけど
この服はどのジャンルにも当てはまらない、みたいな洋服は着幅がたくさんあって何倍も楽しそうだもんね

そういえばアキラさんとは初対面なのに彼は自分から「こうなりたい」という具体的なビジョンを話してくれた
(まぁもちろん質問の切り口は僕の方からだったけど)
やりたいことを聞かれたときに即座に明確に言えるということはそれだけ想いが強い証拠

冒頭で彼のことを旅人と例えたけどまさに今彼は旅の途中、もっというと休憩中
伸ばし続けていた長髪も切って気持ちも新たにリフレッシュ

人には誰にでも”自分のペース”というものが存在し、人それぞれ違った人生の過ごし方がある
「今がすべてだ」と全てを詰め込むのが性に合う人もいるだろう
だけど「急がば回れ」という言葉があるように人生遠回りも決して悪くない
しっかりとした目標(やりたいこと)がある限り人はそれを追い続けるものだから
頑張りすぎてパンクして途中で諦めてしまうくらいなら、ちょっとの休息はむしろ必要不可欠
なにもしない時期に焦ることもあるだろうけど、なにもしないことだって無意味じゃない
どんなことも、どんな日々も、未来の自分のために存在するのだから
信じて歩き続ければいい、それだけのことなんだ
彼も僕もみんなもまだ、まだまだ旅の途中
ゴールは遠い、でも一歩ずつ前進していこう