2014/07/21

ボーダーとチェックで作る夏っぽい原宿ならではのミックス感 ~佐藤 晴香の物語~








下駄を履いたスタイルをちらほら見かけ始めて夏の訪れを感じる
「昨日から夏休みが始まった」と言っていた高校生の女の子
後ろ姿、カラーリングもフォルムもゆるふわでキュートなヘア
ボーダーとギンガムチェック、そしてシースルーの組み合わせがいかにも夏らしい
おまけに靴下にスイカ、全てが見ていて素敵で点数をつけるなら100点満点だ

カランコロンと音を立てる下駄とは対照的に口数はとても少なく
「人見知りですか?」と聞くと言葉はなく頷くだけ
実際に今までに会った中でもかなり人見知り度が高かったなぁ(笑)
僕自身も初対面の人には人見知りを発揮してしまうのだけど
「年上だし腕の見せどころだ」と思っていろいろ聞いてみた

するとちょっとずつだけど笑顔も見られるようになり
今年受験で服飾にいくか芸術系にいくか迷ってることを教えてくれた
あとは感性が独特だから何をファッションの参考にしているか、とか
人に慣れるまでには半年もかかることとか聞いて
「また見かけたら声掛けるんで仲良くなりましょ!半年かけて!」ってそう言って別れた

きっと僕はラッキーだ、幸せ者だ
写真を撮って、たくさんの人と話して、関わりを持てて
もちろんもしかしたらもう一生会わない人もいるのかもしれないけど
また会える、何度だって会える人とも出会えたし
これからもきっとそういう人に出会えると思っている

最初は数分しか話さない、でも2回、3回って会うたびに
ちょっと深い話とか、ありふれた些細な話とか、話す時間、関わる時間が増えて
普段あまりゆっくりと話す機会のない人とも、数時間道ばたで話をしたりもする
ちょっと不安定で不確実だけど、だからこそ強い絆も生まれるときは瞬間なのかも