2014/07/23

それぞれの街にはそれぞれの色、良さがきっとある ~まやの物語~







いつもだいたい原宿や渋谷に行くことが多い僕には
たまに行きたくなる街がいくつかある
ただ、気分は変わることはあってもなかなかめぼしい人には会えない
毎回期待はしていくのだけどなかなか撮りたい人がいない
「やっぱり撮れなかったか・・・」と肩を落として帰るのだけどこの日は違った

雨の降る夜9時の下北沢、古着屋で働く仕事帰りの女の子
鮮やかな総柄のワンピース、ピンクのタイツに籠バッグ
ヘアスタイルやピアス、そのどれもが下北っぽいなぁって
なかなか原宿でこういう色使いをしている女の子には会わないから

「写真は苦手だから、また今度」と何回も断られたのだけど
どうしても撮りたかったから粘って粘って最終的に
「じゃあジャンケンで僕が勝ったら撮らせてください」と言い見事勝利!

表情は確かにちょっとこわばってるけど
大きく口をあけて笑うところや、関西弁(そう彼女はたしか大阪出身)
話しやすくて、馴染みやすくて、元気のいいところ
服装とキャラがとてもマッチしていて素敵だった

古着のワンピースって種類も柄もたくさんあるから
どれが自分に似合うのかな?って選ぶのが楽しいよね、きっと
彼女の働くお店にはたくさんの古いワンピースがある
古いものの良さを伝えたい、静かな時間が流れる下北沢で
自分だけの、自分に似合うワンピースを探しながら