2014/07/22

いい感じに力が抜けてまた一段とかっこよくなった彼の成長が止まらない ~Taigaの物語~








会うたびに必ずお辞儀してくれる相変わらずの礼儀正しさっぷり
この春から文化服装学院に入ったって耳にしたから、「なんか変わった?」って聞くと
「友達も出来たこともあるし、毎日が新鮮で楽しいです」と言っていた

常に前向きで、冷静な口調、でも心に火をちゃんと灯している
初めて会ったとき彼が話してくれた故郷への想いを今も僕は覚えている
(ちなみにお姉さんと一緒にいたから家ではどんな感じ?って聞くと”オチャメ”と返ってきた)

非の打ちどころがないって言うのかな
シュッとしたオールブラックのシンプルなスタイル
「カッコイイと思う人がシンプルだから自分もこうなっちゃいますよね~」って
少し前まではちょっと肩肘張って見えた彼も力が抜けていい感じだ

ファッションとはきっと生き方そのもので、だからこそどんどん変化もしていく
それは自分の置かれている環境や見るもの、触れるものに大きく関わる
これがイケてると思うから着る、こういう気分だから着る
テンションや、ライフスタイルこそファッションの源だと思うんだ

将来の夢はまだないけど、でも服に関われたらいいなって言う彼の言葉は
とても素直で、そして正直で、きっと夢なんてそう簡単にはできないし
やりたいことがまだ明確に見つからいし、でも変わっていこうって
成長してさえいれば答えは出るって、ちゃんと向き合っている証拠
何かから逃げることはできても自分から逃げることだけはできないから

そんな風に”ハッキリと言葉にすること”は意外に勇気がいる
「そう言えば彼女とどう?」っていう僕の問いに「最近2年経ちました」と答える彼
まっすぐな言葉は力強くて、彼のこと良い男だなって改めて思ったよ