最近だーれも使ってない"エプロン"をいつも彼女はつけている ～きゃっぴーの物語～

アニメが大好きだと言っていた美容師さん、モデルハント中

あだ名は「きゃっぴー」、なんてピッタリなあだ名なんだろうと思った

"エプロン"がトレードマークの彼女のことを何度も街で見かけたことがあった

ただ「もの凄く撮りたい」と思ったのはこの日が初めて
("この人だから撮る"ということを僕は絶対にしたくなくて
"その人の中でもいいと思ったときに声を掛けたい"という信念がある)

小柄な体と大きなリュック、くるくるのショートヘアが可愛くて、外国のキッズみたい

エプロンをコーディネートに加えている女の子に目がない僕は

見かける度に声を掛けようか迷っていたのだけど、ようやくその日が来たという感じ

配色のいいラグラン、ぶかぶかのワークパンツをサスペンダーで吊るして

お手本のような古着コーデが本当に似合う、でも

「古着ばっか着ちゃいます、でもそろそろ卒業しようかなって」って言ってて

ちょっと残念・・・

「地元は田舎だから遊ぶところがなくて、だから東京に出てきてよかった」

と、とても楽しそうに上京のワケを話す姿はとても快活で

「だけどたまに帰りたくなる」という言葉もなんかよかった

座っているだけでも汗だくになる暑くてどうしようもない日曜

このあと雷雨が来るのだけど、この瞬間だけは太陽に感謝