「一」つのことに「誠」実であるという彼の名前の通り
「旅行に行く金があるなら服を買う」という発言は服が本当に好きな証拠だろう
「旅行に行く金があるなら服を買う」という発言は服が本当に好きな証拠だろう
どこにいたって、どこに行ったって好きなものには目が行ってしまう
観光に訪れた街でも古着屋を探してしまう、なんてことはよくあることだ
そんな風に付きまとう本能に純粋に向き合うことは、もしかしたら(他)人からの理解は得られないかもしれないけど
それでも信念を貫き通す価値がファッションにはあると思う
ちょんまげにブタのTシャツ、それと合わせたかのようなピンクのスニーカー
羽織ったレザーとダメージデニムが男らしく、シンプルなんだけど遊び心とパンチが効いてた
(コンバースだと思っていたスニーカーはなんとニューバランス!興奮した!!!)
「ブタだからピンクと合わせたんですか?」と聞くと
「それよりも今日映画見て、その影響で男らしい格好したくなって」って・・・
僕が深読みしすぎちゃったみたいで少し恥ずかしかったけど
ファッションにおいて”なんとなく”の部分が多いのはある意味素晴らしい才能(センス)だと思っていて
計算とも偶然とも受け取れる、キメすぎてないラフな彼を僕はとても気に入った
例えば今日なにを着ようかと考えたときに天気だったり気分だったり
なにかしらキッカケや決め手になる理由が存在すると思う
彼の場合は”映画”と”男らしい”がこの日の決め手になったわけだけど
”男らしい”から連想する色としてピンクってなかなか思い浮かばないイメージがある
でもそこにこそファッションの根本的な面白さがあって
どちらかというと”可愛い”イメージの色を”かっこよく”着こなすのって実はとても楽しい
イメージの向こう側へ