2014/04/13

自分の殻をやぶって一歩前進したレオくん、おかえり ~ヨシオカ レオの物語~








インドに1人で旅行にいっていた彼はどことなくダンディーさに磨きがかかっていた
印象的だったのは彼が以前よりもたくさん話すようになっていたこと
自分からあまり話すタイプではなかったけど帰国後すぐに会った時も座りながら1時間以上話したっけな
実感として分かるほどの「変化」は彼が有意義な体験をしたことともリンクする
なんとなく変わったかな?っていう程度じゃなく、彼の場合は明らかに変わったのだ

帰国後すぐに会ったときにインドでの体験をたくさん話してくれたのだけど
「帰ってきたら今まで着てた服が全部しっくりこなくなって・・・」と言っていたのをよく覚えている
違う国で違う文化に触れて本当の自分が分からなくなっていたんだと思う
そういう体験って本当に貴重だし大切で今後の生活にどう活かしていくかが彼に問われる部分でもある

服装だけじゃなく日常生活の面でもギャップはあるみたいで
あっちだと道行く人が声をかけてくるし「今日良い天気だね」みたいな会話は初対面でもバンバンするらしい
そういうのを日本に帰ってきてやると、会話も続かないし変に思われるし
「そういう他人に冷たいところがやっぱ日本てつまんないです」ともこぼしていた

「しっくりこなくなったって言ってたけど最近どう?」と聞くと
「しっくりくるようになってきました」と軽快な答えが返ってきた
「最近はシンプルに男くさいのが好きです。デニムとかも前は全く履かなかったけど」って
ちょっとずつ経験を自分のものにして前進してるんだなって彼から感じたから
これからもきっと変化していくであろう彼との出会いは僕が街に出るときの楽しみの一つになった
次に会うにどんな感じになっているか今からワクワクしている

日本人は他の国の人に比べて海外に行くことが少ないって言われている
海外に行った人に多くの人が聞くことは「どうやってお金貯めたの?」とか「どうやったら海外行けるの?」などがほとんどで
そこで何を得てきたのか、そこでどんな楽しいことがあったのかを聞いても
”自分も行ってみよう!”と思うところまでで実際に行くことをほとんどがしない
”行ってみたい”という願望で終わってしまうのだ
もちろん金銭面やスケジュールの都合で行けないことだってあるだろうけど
本当に行きたいと思った人はお金も貯められるし時間だって作れるはずだ、とある人が言っていた

そんな中で海外に実際に行った、しかも1人で誰も頼るところがない状態で実行した彼は本当に勇敢だし決断力のある男だと思う
かっこいいけど話すと可愛らしい一面もあり、笑うとちょっとあどけない表情もする期待の青年だ