2013/07/20

No.336 佐藤 ~ohta~


place:長野市






3連休の最終日に撮らせてもらった女の子
今は東京にある大学のほうの文化の4年生らしい


















ohtaのワンピースにレースのエアリフト
リフトはこれの黒が本当は欲しかったらしいけどこの色とっても素敵

整えられた黒髪は和を彷彿とさせそれこそohtaに似合う
以前ohtaのアトリエが東京にあった頃そこでアルバイトもしてたんだとか

このワンピースは"家の写真"を転写したもの
良い機会なのでohtaについて少し調べてみた
(・・・んだけどいい文献がなかったので個人的な見解を書きます)


ohtaは景色、音、時間、などの人間の感覚に根幹を持っている気がした
例えば夕焼け、冬にできる霜、風のそよそよと草木をゆらす音、そして長い時間を過ごす家(庭)

人が生きていく上でなにげなく触れているものをデザイナーさんの感性で
表現しているのかなって
だからこそ温もりのある衣服が仕上がるのかな、と

人の五感に訴えかける想いが伝わるような
純粋な気持ちを思い出させてくれるような
そんな気持ちのこもった洋服たちなのだと僕は感じた

(あくまで個人的な見解で何か調べたりしたわけではないので悪しからず)






大学を卒業後はアパレルをやりたいと言っていた

"服を創る"よりは自分の好きな(セレクトした)たくさんの服がある空間の中で
人と接して"服を売る"ことや"人と関わる"ほうが好きだとも
だからデザイナーではなくアパレル希望なんだって

この日は本当にたまたま長野市に来ていた彼女
実家には帰ってきていたものの普段はなかなか長野市には来ない
(ちょっと遠いところに実家があるから、高校の頃とかですらあまりこなかったらしい)

・・・でも会えた
長野市に来る用事がたまたま彼女にはあったから
偶然が重なっただけでも、会えた事実こそが大事

こんな風に僕はストリートスナップをやっていて
それこそ毎日カメラを持っていつもの場所でハントをしていて

それがこの日もしカメラを持っていなかったとしたら?
気分が乗らずにスナップに出かけていなかったとしたら?
そう考えると常にカメラを持っているということが本当に重要で

もうもしかしたら一生会えないかもしれない
そんな人を"逃したくない"一心でやっている



ある人が言っていた
"いつも焦ってる。もっともっとやらなきゃなって。それくらいたどり着きたいところは遠い"と

何気なく"一心"って言葉を使ったけど"心をそこ(一つ)だけ向ける"ということ
なりふり構わずどっぷりハマってそれだけ一生懸命やるということ

その気持ちを忘れずにいたい



りゅーちゃん。
twitter:@hunation